日電理化硝子ではお客様に安全に試験管・瓶を使用して頂くために、
様々な検査を行っております。
今回はその中のひとつ「ひずみ」の検査についてご紹介します。
日電理化硝子では弊社商品の「ひずみ検査機」を使って試験管・瓶に加工ひずみが残っていないか検査しています。
(写真:ひずみ検査機)
加工ひずみが残っている状態とは、
加工で熱せられたガラスが冷えていく際に、
加工で熱せられた部分と熱を加えていない部分との境界で
膨張する力、収縮する力の応力が残ったまま固まってしまう状態です。
ガラス加工時にひずみは必ず発生し、
加工ひずみが残った状態の商品はちょっとした衝撃で破損する恐れがあり大変危険です。
加工ひずみが残ったままの瓶をひずみ検査機で見てみるとこのように見えます。
<写真:ひずみ無し> <写真:ひずみ有り>
※ひずみの入っている部分に帯状のラインが見えます。
硬質ガラス製品の特徴である強度の高い商品を作るためには、
加工後、ガラス全体を一定の温度まで上げ、
ゆっくり時間をかけて冷ますことで加工ひずみのない商品とする必要があります。
日電理化硝子では製造過程において、
他社に比べて徐冷工程に時間をかけることで、加工ひずみを完全に取り除いています。
さらに、徐冷炉から出た製品を
弊社のひずみ検査機を使用し、加工ひずみが残ってないかどうか検査員が定期的にチェックすることで、加工ひずみが完全に取り除かれた商品を提供することができています。
これからもお客様が安全に試験管・瓶を使用できるよう、
日々努力していきます!
<ひずみ検査機>
http://www.nichiden-rika.com/online-catalog/category_list.php?sub_category_id[]=45&category_id=4